KANZOに聴け

内村鑑三翁が生きていたら何を考え何を語るのだろう…

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

如何様(イカサマ)政治が蔓延中・その1

「国民を信ぜざる亦信ずる能はざる退縮的の政府が、自己の衰亡と共に国家の壊頽(かいたい)を助けつゝあるは歎ずべきかな。」との言は、愚かな政府を戴いている今日日の事柄にあらず、内村鑑三翁が明治31年6月に『東京独立雑誌』第2号に記した記事である。 鑑…

それでもトランプに委ねるという愚

森本あんり氏(国際基督教大学)は、アメリカという国の”精神の塊り”に関して『反知性主義』(新潮選書、2015)という本を著している。森本氏はアメリカの一つの宗教的伝統としての福音派キリスト教徒のことについて記しながら、アメリカ人に巣食っている精神の…

トランプ・エフェクト―悪性感染症の伝播

アメリカ人の集団的精神がトランプを生む(大統領に選出される)下地となっているという考え方はワタシにも理解できた。だが一方でアメリカの民主共和の二大政党政治体制や選挙プロセスにも問題はあるのだろう。トランプが大統領選で獲得した選挙人は304人、敗…

トランプという代償解毒剤…

どうしてこんなヤツ”such a terrible guy”をアメリカ国民は大統領に選んだのか――。 ふと大統領の就任演説を聞くために、全米からバスを駆って何日もかけて集まる何十万ものアメリカ国民の群れを思い起こした。トランプに限らずオバマのときもそうだった。こ…

忠実な身内から”神の声”が…

トランプは他人を信用しない。だから大統領周辺の要職を親族や忠実な番犬のようなイエスマンで固めている。娘婿クシュナ―(熱心なユダヤ教徒)もそのひとりだ。以下ワタシの想像物語。 クシュナ―とトランプとの会話。 ”お義父さん、聖書にはこう書いてあります…

精神医学者たちが下した恐ろしい「診断」

天眼鏡を片手に1冊の本を読んだ。『バンディ・リー編、村松太郎訳:ドナルド・トランプの危険な兆候;精神科医たちは敢えて告発する(The Dangerous Case of Donald Trump).』(岩波書店、2018)だ。(以下バンディ・リー本とする)。 アメリカには「ゴールドウ…

トランプもアメリカもわからない!

アメリカ大統領トランプが日本に来るそうな、そして日本のバカ殿が桝席千五百人分を国費税金で買い上げて相撲観戦させて差し上げるとか、新天皇に会わせて差し上げるとかのニュースに触れてめまいが起きた。このめまいと吐き気は、トランプ自身と、手揉みし…