KANZOに聴け

内村鑑三翁が生きていたら何を考え何を語るのだろう…

如何様(イカサマ)政治が蔓延中・その1

 

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「国民を信ぜざる亦信ずる能はざる退縮的の政府が、自己の衰亡と共に国家の壊頽(かいたい)を助けつゝあるは歎ずべきかな。」との言は、愚かな政府を戴いている今日日の事柄にあらず、内村鑑三翁が明治31年6月に『東京独立雑誌』第2号に記した記事である。

 

鑑三翁は、国民を信じないし信じることもできない小心翼々の政府が、百年の計なく思想なく力もないために国が壊れて衰退していくことになるのは実に嘆かわしい…と述べているのだ。鑑三翁が発言した頃とは時代背景が異なると言えばそれまでだけれども、この言は現今の日本の政府の姿にそのまま当てはまる。

そして思い起こした。「もし治める者が偽りの言葉に聞くならば、その役人らはみな悪くなる。」(聖書箴言29章)とある。つまり為政者が嘘をつき続ければ、為政者のもとで働く役人たちもみんな悪しき人間となるというわけだ。この言も又現今の日本有様にそのまま当てはまる。紀元前のソロモン王箴言の時代にもこの哲理が働いていたとは驚きだ。だから聖書はすごいのだ!

 

それもこれも現場の役人がしでかしたことですので私は不承知で、役人たちには今後改めさせるよう指示しました、全く困ったものです…森友加計イラク南スーダン等事案の推移を見ていて、上記「箴言」の哲理を示す現実が今の日本の目の前にもあることをワタシは知る。役人の中に責任意識の強いまともな人がいて自死してしまっても国会予算委員会で無視し続け、「嘘」を息の如く延々と吐き続ける政権為政者たちの言動に、怒りを通り越して嫌悪感を抱えているのはワタシばかりじゃないだろう。政権野党まで嫌気がさしている気配がある、だとしたら政治世界は闇となるのでヤメてくれ。

 

新聞TVの取材記者たちも同じなのだろうか。イヤイヤ日本の公共放送局は嫌悪感どころか嬉々として政権政党為政者への諂(へつら)い報道を繰り返している。最近それがひどくてワタシの精神保健に悪いのでこの公共放送局の番組は一切見ない。でも聴取料金だけは自動引き落としになっているので、オカシイオカシイといつも思っている。公共放送を見なくても錢は払わなければならないのだろうか?