KANZOに聴け

内村鑑三翁が生きていたら何を考え何を語るのだろう…

悪人征伐!

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コロナウイルスの罹患患者が激増してきたことを名目に(クラスターだクラスターだとして、一般検査をしないものだから患者の数は、実はNHKが報道する数どころではなかったのが事実!)、緊急事態宣言なるものが首相のアベの口から発出された。その後アベは外出しないでくれと要請し続け出勤者を70%以上下げろと省庁に命令を下した。そんな数字は無理に決まっているので幾日か経過した後に、それ見たことか、じゃぁやっぱり官憲による強制力と罰則規定をセットにした緊急事態宣言の再発出が必要だね、というハナシになるだろう。恐怖である。

外出を控えてくれと宣言した直後には、部屋でダンスしようぜと促す星野某のギター音楽映像の隣に、犬と戯れTVを見ながらお茶を飲むアベの映像を埋め込んで流した。星野某には断りもなく公にした。案の定胸糞悪いヤメロの批判ツィートが集中する一方で、官費で雇用されたアルバイトが「以下同文・いいね!」の賛意メールを送っていた。これを受けたスガ官房長官は「様々な意見が寄せられた」とシレーッとしたあのヌエ顔で記者会見。小心を誤魔化し隠そうとするのでこの男の顔はいつも左官の漆喰絵のようだ。しかし自民党内の議員たちもさすがにこれには驚愕し「アベソウリは大丈夫か?」との声まで上がったという。大丈夫か?との声の裏には「アベのオツムは大丈夫か」との意味がこめられており、また「またまた官邸のブレーンの言いなりになっている」ので大丈夫かとの意味が込められているのだ。

アベの裏には官邸の高級官僚が鎮座まします、この連中がアベをパペットの如く操っているという構図である。この連中はまた数十億もの資金を使い数多のアルバイトを稼働してSNSの民の声を狂ったように削除し続けている。お上(アベ)には悪い情報は上げない。なぜならばアベには知力と理解力とが決定的に脱落していることを奴らは知悉しているからである。アベを手玉に取っているというわけだ。これが真実である。官邸は悪(意)の巣窟となっている。奴らは週刊誌が姓名を挙げて指摘してもダンマリを決め込み、白を切り逃げ続ける。そしてあらゆる悪事に手を貸している。

内村鑑三翁の次の部分を思い出したので引用する。「悪人征伐」というタイトルの小文だ。「日本では悪人は滅多に面を出さない、日本に於ては真正の悪人は他の人を使って悪を行ふ、彼は悪事の総ての利益を己が身に収めて、自身は決して其責に当らない、彼は悪事の露顕する時に、世間の人と一所になって、彼の使役に依て悪事を行(な)せる人を、責める、さうして世間は亦た彼の挑撥(おだて)に乗って、悪人ならぬ悪人を攻める、悪事の内幕を知て居る者から見る時には日本に於ける悪人征伐ほど面白いものはない。」(内村鑑三全集9、罪悪の探求、p.33)

アベの側近の高級(?)官僚たちはここで言う「悪人」である。週刊誌で実名報道されてもノーコメントを続ける。悪人は、レイプ犯人として逮捕される直前にアベの「ともだち」という理由で直ちに逮捕状を闇に葬った。このレイプ犯山口は未だにお天道様のもとを歩いている。これもアベ側近の悪人の仕業である。奴らはノーコメントを繰り返し、総理大臣さえ手玉に取る。滅多に面を出さない。悪人たちは死んでゴミになるつもりだろうが、悪人たちにも家族もあろう。生んだ親は泣かないだろうか、子どもたちはイジメに合わないだろうか、その妻は近所のスーパーで後ろ指刺されているのじゃないだろうか…。

鑑三翁はこんな「悪人」たちを征伐することを面白がっている。キリスト者としてと言うよりジャーナリストとして。