KANZOに聴け

内村鑑三翁が生きていたら何を考え何を語るのだろう…

アベ政権の禍々しさを見よ!

f:id:KANZO-KUN:20200414105801j:plain

緊急事態宣言に関するアベ首相の記者会見では、特に都市部の人たちに対して緊急事態を宣するとか、厳しい要請でもあるのかと注視していたが、ななななんと「マスク2枚」を全世帯に配布!ときた。啞然、呆然とはこのこと。このマスク二枚は国民を「おちょくる」つもりなのか、あるいは真剣に考えての結果なのだろうか…どうやら後者であるらしいから、もはや恐怖である。アベ以下官邸は乱心を通り越して「狂」に至った。禍々(まがまが)しいこと限りない。

このウイルス禍による世界各国の経済的ダメージは計り知れない。一体どのような影響が国民生活上に出るかもワタシたちの想像力を超える。だが目前の生活困難は自明だ。これに対する日本政府アベらの政策は予算化もされず無計画で行き当たりばったりで、政治が全く機能していない。真実のところアベらは「何をしていいのか」がわからないのだ。予測される惨禍にアベなど日本の政治家たちの無策無能に、この国に生まれた不幸を思って下痢をしそうだ。

要領を得ない「緊急事態宣言」よくわからない。あくまで「要請」であるので、これら措置によってを蒙る経済的損失などは補填することはしない、当事者責任で行えと言っていたようだ。この言葉の羅列を聞いてワタシは次の言葉を思い起こした。キリストの言葉だ。「彼らは言うだけで実行しないから。また重い荷物をくくって人々の肩にのせるが、それを動かすために、自分では指一本も貸そうとはしない。そのすることは、すべて人に見せるためである。」(聖書マタイ伝23:3) コイケやアベのメッセージは、全てお前たちの自己責任、俺達には関係ないよと述べるに等しいものだった。

辺見庸はブログでこう記す。「ニッポン憲法においては国家緊急権にかんする規定は存在しない。それが常識であった。今後は変わる。政府が通常の統治機能では対応できないと判断したばあい、憲法秩序を停止し、一部の機関に大幅な権限をあたえたり、人権保護規定を停止・制限したりする非常措置が可能となる。それを"ニューノーマル"というバカげた時代がきょうからはじまる。」

「緊急事態宣言」を読むアベの虚ろな目は底が抜けていてその奥に「狂」が鎮座していたな。辺見のようにこのことを見抜いている発言はほとんど、見ない…恐ろしい。国民の自己責任でコロナウイルスの蔓延が止まらないのであれば仕方ないな、と宣して国家権力を発動して官憲・警察・自衛隊を駆り出してコロナでなく街角の国民を制圧に向かうだろう、言論も集会も‥。

医療現場でウイルスと闘っている医療者の疲労困憊に向けて、「我々ドイツ国民は彼らに心からの感謝を伝えよう」とメッセージを発したドイツ・メルケル首相。何とかけ離れていることか。

虚ろな掛け声しか発せない卑小で矮小なアベ、スガ、コイケ…らを国や自治体の長として押し頂いている国民の不幸よ!そして彼らを選挙で選んだ有権者たちよ!星野源の映像を無断引用してアベの妖怪姿を添えた官邸制作コラボ映像に「いいね!」を押したアルバイトのキミたちよ!アベ親衛隊の諸君よ!キミたちはアベや官邸の恐怖のたくらみを知らない。彼らの「狂」の姿を想像さえできない者たちよ!ワタシたちとともに絶望の淵でのたうち回る日も遠くはないだろう!

「そして私、すごく疑問に思うのです。どうして日本は「人命が最優先」とならないのか。どうして経済が優先されてしまうのか。衛星放送のニュースを見ると、企業の決算期が終わってから非常事態宣言を出すほうがいいだとか、論点がものすごくずれているように感じます。薬害エイズでも非加熱製剤の危険性が分かっていながら、製薬業界は人命より経済的利益を優先しましたよね。その判断がどれだけ悲惨な結末をもたらしたか。それを思い出せば、日本政府が今下すべき判断は明らかだと思います。」(斎藤孝医師、米ニュージャージー州大学病院で感染症指導医)(Diamond Online,200407)