KANZOに聴け

内村鑑三翁が生きていたら何を考え何を語るのだろう…

独裁者よ、見よ!

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2019年8月の初めのこと。TVを何気なく見ていてこの映像(動画)を見た瞬間凍りついて、次に胸が詰まり嗚咽していた。隣で一緒に見ていた妻も同じだった。その日ワタシはこの映像についてメモを記した。

「シリア軍・ロシア軍合同の爆撃によって崩壊したビルの瓦礫の中で、下半身が完全に埋まった5歳くらいの女の子が、目の前で泣き叫んでいる5~6か月ほどの妹を両手で懸命に助け出そうともがいている―2019年8月初旬の頃の映像。この映像を撮影した市民は映像を撮った直後、近くの人たちと一緒にこの二人の女の子を助け出し病院に運んだという。姉は亡くなり妹は助かったと。ああ神よ!」 (190815)

その直後ワタシはこのニュース源を辿った。そして次の記事と写真を発見した。写真とともに記事を引用させていただく。

【カイロ共同190728】内戦が続くシリアの北西部イドリブ県で、空爆で倒壊した建物の下敷きになった5歳の女児が生後7カ月の妹のシャツをつかみ、助けようとする写真が会員制交流サイト(SNS)などで拡散している。現地メディアが28日までに伝えた。女児はその後死亡、妹は集中治療室(ICU)に入っている。痛ましい状況に衝撃が広がった。イドリブ県は反体制派の最後の拠点で、アサド政権とロシア軍による激しい攻撃が続いている。写真は24日、現地ジャーナリストが撮影した。倒壊した建物の上の方では、父親が姉妹に向かって必死に何かを叫ぶ様子が写っている。建物はその後さらに崩れ落ちた。

*写真キャプション:空爆で倒壊した建物の下敷きになったまま妹のトゥカちゃん(右)を助けようとする姉リハムちゃん(中央)。父親(左上)は姉妹に向かって何かを叫んでいる=24日、シリア・イドリブ県(シリア反体制派メディア「SY24」提供/共同)